Tuesday, September 11, 2018

4年生2018年秋学期 「専門分野について話そう」プロジェクト


4年生2018年秋学期
「専門分野について話そう」プロジェクト

みなさんはどうして日本語を勉強していますか。日本語を習得して将来何がしたいですか。
今学期の四年生のクラスのプロジェクトでは、自分の専門分野で興味、関心のあることなど、日本語を使って自分が一番話してみたいことをわかりやすく説明する作品を作ります。それについていろいろな人と意見を交換し、相互理解を深めます。12月5日水曜日(クラス内)と12月7日金曜日(一般公開)にポスター発表をします。そしてこのプロジェクトの目標は「総合的コミュニケーション能力」の獲得です。

また、このプロジェクトでは、対人モード(やりとり)、解釈モード(理解)、指示モード(表現)の全てにおいて、言語運用能力指標のレベル4を目指します。
言語運用能力指標[1]:レベル4
·          自分が想定していない状況においても、ある程度創造的なやりとりができる。
·          より広い範囲の事柄について、少し複雑かつ抽象的である程度まとまった内容を、より正確で適切な語句や文を使って表現することができる。
·          ある程度まとまった内容を理解することができる。

そして、以下のコミュニケーション行動ができることを目標にします。
コミュニケーション能力指標(内容指標): 地域社会と世界 レベル4[2]
4-a. 日本と相手の国における地域社会(または、自分の専門分野で関心のあること)について書かれた文章を読んで、その共通点・相違点などについて、話し合うことができる。
4-b. 国際問題(または、自分の専門分野で関心のあること)についてのテレビのニュースや新聞報道の内容を理解できる。
4-c. 現代社会の課題(または、自分の専門分野で関心のあること)について書かれた文章を読んで、自分の意見を含めて、口頭または文章で意見を交換できる。
4-d. 日本と相手の国の関係について調べ、自分なりの意見をレポートにまとめることができる。
4-e. 国際社会で生きて行くために何が必要かについて、意見交換ができる。

発表について:
(1)クラス内の発表時間は一グループ8分です。
(2)内容は自分の専門分野で大切なこと、深く興味、関心があること。
(3)原稿(ドラフト)の長さは、MSWordダブルスペースでだいたい2−3ページくらいです。
(4)原稿を書く時は「である体で」書きますが、発表の時のスタイルは「です・ます」 
   です。
(5)原稿を書く時に次のことを必ず入れてください。
① なぜこのトピックを選んだか(理由)
② そのトピックについてどんなことを書きたいか、それはなぜか(目的)
③ 他の人はそのトピックについてどんなことを言っているか(先行研究のまとめ)
④ 自分はそれについてどう思うか(自分の意見)
              ⑤ 自分の意見をサポートする証拠(しょうこ)、例等
              ⑥ 結論
(6)自分の意見だけではなく他の日本語の本、論文から少なくとも1つ引用(いんよう)citation) を入れる。
(7)実際の発表にはポスターを用意する。
(8)発表をする時、相手に何をどう伝えたいか考える。             



[1] 「外国語学習のめやす」コミュニケーション能力指標(ブック・イン・ブック)pp.vi
[2]外国語学習のめやす」コミュニケーション能力指標(ブック・イン・ブック)pp.xxi

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